エリクソン催眠について【催眠術を学ぶ】

催眠について聞いたことある方は、エリクソン催眠というものを聞いたこともあるでしょう。現代の催眠において、エリクソン催眠は欠かせないものになっています。エリクソンが発展させてきた技法が催眠にとって非常に有用なものとなっているからです。

そしてエリクソン催眠を行う者を、エリクソニアンといいます。

  • エリクソンとはどんな人物か
  • エリクソニアンとは?
  • 誤解だらけのエリクソン神話
  • エリクソン催眠を使うには

エリクソンの技法は、催眠を学ぶにおいて絶対に知っていほうがいいです。ですが、すべて利用可能かと言えばそうではありません。

ミルトンエリクソンとはどんな人物

ミルトンエリクソンは心理臨床家、日本でいう臨床心理士に近いです。

(よく自称催眠術師がエリクソン催眠を連呼しますが、臨床催眠なので本質的に異なります。)

他人を癒すために催眠をカウンセリングなどで使っていました。言葉を魔法のように使いながら患者を癒していったため、「魔術師」とも呼ばれています。

エリクソンが催眠を本格的に始めたのは1922年です。昔の催眠は今のような様々なカウンセリングはなく、もっと堅いものでした。

その昔の型を破ったのがミルトンエリクソンです。

どれくらい型破りなことをしていたかというと、一回のセッションが11時間に及んだこともあるくらいです。

ミルトンエリクソンの型破りなカウンセリングは、家族療法にも大きく影響を与えました。

エリクソンの観察力の秘密

エリクソンは、人並み外れた観察力を持ったことで有名ですが、なぜそのような観察力を持っていたのか。

様々な障害を持っていたからです。

彼は17歳で全身麻痺で動けなかったため、彼は”暇つぶし”に人をずっと観察していました。

脳には可塑性があります。

目が見えない人は、耳や感覚からの情報で周りを見ないといけません。視覚を補うように聴覚や、他の感覚から得られる情報が多くなります。

手が無い人は、それを補うように他の部位が器用になります。海外では足だけで車を運転できる人も居ます。

生まれつき両腕と両脚がない乙武氏は、本人の努力もあるでしょうが、両腕両足がほとんどないにもかかわらず、進んでボールを投げることもできています。

人の脳は、生きていくために適応して、使う部分のみ発展していきます。(これを脳の可塑性といいます)

エリクソンは、17歳の時に全身麻痺で動けなくなり、暇つぶしに観察していた結果、人並み外れた観察力を得られたというわけです。

全人麻痺だけでなく、幼少期は失読症だったともいわれています。

そんなミルトンエリクソンの観察力は当然発達していて、患者の首筋を見ただけ脈拍を数えられました。

エリクソンが「脈がゆっくりになって・・」と暗示するのと、
ただの猿真似で「脈がゆっくりになって・・」と暗示するのでは全然違います。

私自身、他人から驚かれる程度には観察力はありますが、脈拍はそうそう分かりません。

エリクソン催眠はエリクソンの観察力と、エリクソンの捉える催眠理論があってこそです。

神話化するエリクソン催眠

「エリクソン催眠という特別な催眠が存在する」

そう思っている人も多いでしょうが、これは大きな間違いです。

20世紀前半ではエリクソンの行う催眠は、これまでに考えらえてきた催眠療法から見ると異端だったでしょうが、特にエリクソン催眠という特別な催眠が存在するわけではありません。

エリクソンは催眠の理論について沈黙しました。そして彼自身の技法についてもほとんど解説しませんでした。そのため、誤解だけが広がっていき、エリクソン催眠というものが、特に日本で神話のように扱われていくようになりました。

エリクソンの考えや技法は非常に役に立ちます。彼の開発した技法の中には、今現代、催眠を行うにあたって欠かせない技法もあります。

彼が解説した数少ない技法の一つ、治療的ダブルバインドがあげられます。

有効活用できるものは全て教えています。

エリクソン催眠を学ぶ

目的に応じてエリクソン催眠の技法は学ぶべきです。

ダブルバインドのような現代の催眠について欠かせない技法はともかく、エリクソンの様々な技法は使うべき方と、使わない方が良い方、場合によって異なります。

日本催眠術アカデミーの生徒の例ですが、エリクソンが行ったカウンセリングのように会話の中に暗示を入れて、カウンセリング業を行っている方がいます。

他にも普段の人間関係、仕事、恋愛、使い方はそれぞれです。エリクソン催眠もそうですが、非常に催眠術は強力なツールです。悪用しようと思えばいくらでもできてしまいます。→催眠術は悪用可能なのか

ですがもし、あなたの人生をプラスにしていきたいと思うなら、催眠術習得セミナーのページをご覧いただいてからご連絡ください。

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