【危険な催眠】催眠術は悪用できるのか
世の中にいる多くの自称催眠術師はこんなことを言います。
「催眠術は本人の意思には勝てないから、悪用は出来ません」
これは完全に間違っています。実際、催眠術は悪用できます。
催眠術を使った事件
では実際に催眠を悪用した有名な事件を見ていきましょう。
催眠でお金を奪う窃盗事件
2014年9月11日、ロンドンにて催眠術師が店員に催眠術を用いて窃盗事件。
こちらはロンドンの防犯カメラの映像があります。
30秒のところで黒いジャケットを着た犯人が、店員の腕に触れながら何か話しています。すると、店員は催眠状態に入り、犯人は堂々とポケットからお金を盗んでいます。
催眠術で目を見えなくし性的暴行
2014年アメリカワシントン州の事件です。
Kevin Geyerは被害者女性に目が見えなくなる催眠をかけました。さらに耳が何も感じなくなると催眠をかけたうえで性的暴行を行い、無事に逮捕されました。
アメリカで起きた広東人の催眠術連合事件
アメリカボストンにて。被害者女性はチャイナタウンで広東語を話す女3人に声をかけられました。その次に覚えている記憶は、1600万円相当の現金・宝石とパスポートを入れたバッグを犯人グループに渡している場面でした。
声をかけられて記憶が飛んで気が付いたら1600万円支払っているわけですね。
他にも有名なものがあります。
ロシアの通称「邪悪な催眠術師」
2011年にロシアの通称「邪悪な催眠術師」が銀行の顧客をだまして数千ポンド相当のお金を自由意志かのように渡させました。
催眠で他人に強盗をさせる事件
1951年のデンマークでは、友達に強盗するように催眠にかけられた人が、強盗殺人をしてしまい、友人とともに懲役刑となりました。
これらの事件以外にも数多くあります。また、事件として犯人が捕まった場合もあれば、催眠で操られた人だけが捕まった場合も多いと思います。
軍事利用される催眠術
このように一見なんでもできる催眠術を、国家が見逃すわけがありません。
1943年時点では既に催眠の軍事利用が考案されていました。ユルゲート大学のジョージ教授がヒプノティックメッセンジャーを提唱しました。
【ヒプノティックメッセンジャー】
諜報員(スパイ)に極秘情報を“特定の人物にのみ催眠にかけられた場合のみ思い出す”という催眠をかける。諜報員本人は自分が極秘情報を持っていることにさえ気づかない。
スパイ活動で重要な秘密に催眠でカギをかけるわけです。
危険な催眠術
危険なのは、悪意をもった催眠術だけではありません。心理を知らない人の善意の催眠術も危険です。
「宗教にハマった人が、友達に良かれと思ってお勧めしてくる」ような状態です。
今の時代、悪質な宗教にハマる人は減りつつはありますが、少なからず存在します。催眠商法なんかも危険ですね。
他の9割の催眠術スクールでは当たり前のように「催眠術は無意識の力が働くので悪用はできない。」なんて言っています。そもそも催眠術師が「指を鳴らすと、あなたはもう動けない」なんてことができるのに、悪用不可能な訳がありません。
催眠術は特殊なコミュニケーション技術なので、使い方によってはいくらでも悪用できます。気づかれずに催眠をかける方法さえ存在します。
これだけたくさんの危険な催眠術が世にあふれているわけなので、
知らず知らずのうちに他人から操作されていたり、誰かを傷つけてしまったら嫌ですよね。
だからこそ、そういった危険から身を守ってもらうためにも日本催眠術アカデミーでは催眠を教えているのです。