催眠術は安全なのか?
結論から述べますと日本催眠術アカデミーの催眠術は安全です。
2018年Bollingerという心理学者が167つの催眠の研究を調べて、有害な報告があったのか調べました。その結果、催眠由来の問題は一切ありませんでした。
正式な訓練を積んだ催眠術はいかなる場合も安全ということが分かりました。
ここで注意が必要です。
安全が証明されたのは、正式な催眠術のみです。
正しく訓練を積んでいないもの、心理学に基づかないような素人催眠では数々の有害事象が報告されています。
安全であると断言できない催眠
今日本にはいろいろな催眠術協会を名乗る団体がありますが、これら全ては心理臨床に基づいた催眠とは根本的に異なります。
今テレビなどで様々な奇抜な格好をした催眠術師などがいますが、その9割以上は正式な訓練を積んでいない自称催眠術師になります。本に関しては正しく催眠を書いている著者は半分以下です。
そういった自称催眠術師の弊害から、これまで何名もの方が相談をされています。
どのような危険があるのか。
①催眠を解いてもらえなかったケース
こちらはいわゆる催眠の解き忘れや、他者を支配する催眠によるものです。
解いてもらえなかった場合の対処は、比較的に対応しやすいものが多いです。しかしながら支配的な催眠に関しては対処が難しい場合も多のが現状です。
催眠ではなくとも暗示という形で同じことが言えます。
たとえば、ある会社員が10年以上「お前はダメな人間だ」と上司に言われ続けた場合、2~3回のセラピーでは問題解決しないような症状を患う場合もあります。
②間違った催眠の理解が事故につながるケース
自称催眠術師は誤った理論に基づいて催眠をかけることが多く、その影響から意図しない催眠にかけてしまうことがあります。
私が飲み屋で実際に目撃したケースをお話します。
ある女性の自称催眠術師がいました。
彼女は勉強熱心で様々な動画や本、DVDで催眠を学んでいました。
その自称催眠術師は、私のことを知っていたようで、私に少し声をかけた後「催眠術出来ます」と意気揚々とBARのお客さんに催眠にかけたことがありました。お客さんは一部催眠にかかったものの急激な吐き気を訴え、見かねた私が催眠を中止するように提案しました。
その自称催眠術師は勉強熱心であったために、誤った情報ばかり書いてある教材から催眠を学んでしまってたためです。
正しい心理に基づく催眠を一度覚えた場合、こういった問題は起こり得ません。
しかしながら、現在一般書店に出回っている心理本のうち、半数以上は心理学とは言えないものであることが現状です。
催眠療法の依頼者からの情報ですが、”腹を殴ることで催眠にかけることができる”と信じ切っている自称催眠術師もいたようです。さすがにそれは滅多に居ないだろうと正直半信半疑でしたが、別の依頼者からも同じ話を聞きました。
安全で効果のある催眠療法を受けるには
催眠療法を受ける際、その施術者が正しく催眠を学んできたかどうか見分ける方法は、その人がどこで催眠を学んできたのか確認することです。
テレビに出たことがあるから安全であるという判断はできません。
信用できる催眠術師
「医師」「公認心理師」「臨床心理士」
医師・公認心理師は国家資格であり、臨床心理士も文部科学省に認められた資格です。どちらも数年にわたって正式に心理学を学んだ上で、初めて試験を受けることができるものです。「臨床心理士」「公認心理師」を持つ施術者は、比較的安心できます。しかし、当然ながら、催眠術が全くできない人も多々存在します。
日本催眠術アカデミー受講生 催眠術師一覧
こちらは、日本催眠術アカデミーの正式な心理学を含むカリキュラムを受講したうえ、経験を積み、催眠術の腕が必要十分と認められたうえで、人格も認められたものです。公認心理師や臨床心理士が持つ心のケアの知識に、催眠療法の技術と経験が認められものです。
当アカデミーの代表は「公認心理師」「臨床心理士」の資格を持ち、さらに10年以上の催眠を行い、述べ2000人以上に施術してきました。その中で、問題解決したケースは多数ありますが、問題が生じたケースは一度もありません。
正しく催眠術を学ぶには
一度正しく催眠を学べば、どういう催眠が安全なのかという内容はすぐに理解できます。
しかしながら正式な催眠を学ぼうと思えば、「医師」「公認心理師」「臨床心理士」などの上記の資格が必要なところがほとんどです。
一般人に向けた正式に心理を学んできたものによる【本物の催眠術】を学べるところは当アカデミーのみです(2023年5月現在)